リライトレーダーβ

2026-08-19

表示回数が少ないブログで、リライトする記事をどう決めるか(自分のブログは0件でした)

自分で作った「取りこぼしているページを見つけるツール」に、自分のブログのデータを入れてみました。判定できるページは0件でした。

9ページぶんのデータで、合計の表示回数は70回。いちばん多いページでも17回です。 このツールは表示回数100回以上のページだけを対象にしているので、 全部が条件から外れました。

自分の道具に自分が弾かれたわけですが、これは仕様として正しい挙動です。理由を書きます。

表示17回・クリック0回は、何の証拠にもならない

この手法は「掲載順位ごとの平均クリック率」と「自分の実クリック率」を比べて、 差が大きいページを探します。差が大きければ、順位のわりにクリックされていない = タイトルで損をしている可能性がある、という考え方です。

ところが表示回数が小さいと、実クリック率は偶然でいくらでも動きます。

表示17回・クリック0回  → 実CTR 0.0%
表示17回・クリック1回  → 実CTR 5.9%

クリックが1回増えただけで、CTRが0%から5.9%に跳ねます。 8位の平均が1.4%前後だとすると、同じページが「大幅に下回っている」と 「大幅に上回っている」の間を、たった1クリックで往復することになります。

この数字を根拠に「タイトルが悪い」と診断するのは、コインを1回投げて表が出たから このコインは表が出やすい、と言うのと同じです。だから下限を引きました。

逆に表示が1,000回あれば、1クリックの増減はCTRを0.1ポイントしか動かしません。表示回数は、その数字を信じてよいかどうかの目安でもあります。

まず試すこと: 期間を「過去12か月」にする

Search Console のエクスポートは、既定だと期間が短めに設定されています。 個人ブログだと、この期間では1ページあたりの表示回数が2桁に収まりがちです。

期間を「過去12か月」に変えてエクスポートし直してください。同じページの表示回数がそのまま積み上がるので、条件を満たすページが出てきます。 私の場合も、17回のページは12か月なら200回前後になる計算です。

注意点として、期間を延ばすと掲載順位は期間全体の平均になります。 最近上がったページは実際より低く、下がったページは高く出ます。 そこは「おおよその位置」として読んでください。

それでも足りないときは、リライトが問題ではない

ここが、この記事でいちばん書きたかったことです。

12か月にしても表示回数が2桁のままなら、その記事はまだ検索結果に十分表示されていません。表示されていないものは、タイトルを直してもクリックは増えません。入口で負けているのではなく、そもそも入口に立てていない状態です。

この状態で効くのは、リライトではなく別のことです。

  • そのキーワードで勝てるのかを見直す。表示すらされないなら、順位が2ページ目より下にあるか、 そもそも検索されていない語を狙っている可能性があります
  • 記事を増やす。サイト全体の評価が足りていない段階では、1記事を磨くより本数が効きます
  • インデックスされているかを確認する。Search Console の「ページ」でインデックス状況を見る。 載っていないものは表示回数0のままです

私のブログはこの段階でした。ツールが0件と出したのは、 「直す記事が無い」ではなく「いま直す段階ではない」という意味だったわけです。

リライトが効くのはどの段階か

整理すると、こういう順番になります。

状態効くこと
表示回数がほぼ0インデックスの確認 / キーワードの見直し / 記事を増やす
表示はあるが順位が20位より下内容を足す(網羅性・検索意図との一致)
順位4〜20位で表示が100回以上あり、CTRが平均を下回るタイトルとディスクリプションのリライト
順位も CTR も平均以上触らない。他のページを優先する

3行目だけがこのツールの対象です。範囲を絞っているのは、 その外側では数字が判断材料にならないからで、機能が足りないからではありません。

0件だったときに読む順番

ツールに貼って0件と出たら、次の順で確かめてください。0件の画面にも、 あなたのデータでいちばん表示回数が多かったページの数字が出るようにしてあります。

  1. 最大表示回数が100回に届いていない → 期間を「過去12か月」にして再エクスポート
  2. それでも届かない → リライトの段階ではない。上の表の1行目・2行目を見る
  3. 表示は足りているが順位が範囲外 → 4位より上なら十分取れています。20位より下なら内容を足す

自分のブログが0件だったので、この画面の文言は実体験から書きました。 「対象がありません」だけで終わらせると、期間を延ばせば出ることに気づけないからです。

この記事の内容をツールにしています

Search Console の「ページ」CSVを貼ると、クリックを取りこぼしている記事を順番に出します。 1記事ぶんの改善案は無料です。ログイン不要で、貼ったCSVはブラウザの外に出ません。

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